命題1
 
 
2つの相似な平面数に互いをかけてある数を作るならば、その積は平方数である。
 
AとBを2つの相似な平面数とし、AにBを掛けてCを作る。
 
Dが平方数であることをいう。
 
AにAを掛けてDを作る。Dは平方数である。
 
AにAを掛けてDを作り、Bを掛けてCを作るから、それゆえにAはBに対し同じようにDはCに対する。propositionZ.17
 
そして、AとBは相似な平面数であるから、それゆえにAとBの間に1つの比例中項がある。proposition[.18
 
同じ比を持つ数の間に連続して比例する同じ量の数があるから、それゆえにDとCの間にもまた1つの比例中項がある。proposition[.8
 
そしてDは平方数であり、それゆえにCもまた平方数である。proposition[.22
 
それゆえに、2つの相似な平面数に互いをかけてある数を作るならば、その積は平方数である。
 
証明終了