命題1
もし直線が、外中比で、切られるなら、大きい部分に全体の半分を加えられたものの上の正方形は半分の上の正方形の
5倍となる。
直線
AB に点Cにおいて外中比でわけられたとし、そしてACをより大きい部分とする。線分ADがCAと一つの直線になるように延長して, AD を AB の2分の1とする。CDの上の正方形が AD の上の正方形の5倍であるとする。AB とDCの上に正方形 AE と DF をつくり、DFの中に作図して,FCがHまで延長されたとする。そのために AB はCにおいて外中比で分けられたから,ABCはAC上の正方形と等しい。そしてABCはCEであり,AC上の正方形はFHとなる。そのために CE は FH となる。そして、 BA が KA と等しく、そして AD が AH と等しく、 BA が AD の2倍であるから,そのために KA が同じく AH の2倍となる。けれども、KAがAHに対するように, CK が CH に対する。そのために CK は CH の2倍である。けれども LH と HC の和は同じくCH の2倍である。そのためにKCは LH と HC の和と等しい。けれども CE は同じく HF と等しいと証明された。そのために全部の正方形 AE は gnomon MNO と等しい。そして、 BA が AD の2倍なので、BA の上の正方形がAD上の正方形,すなわち、AEはDHの4倍となる。けれども AE は gnomon MNO と等しい.そのために gnomon MNO は同じくAPの4倍である。そのために DF 全体はAPの5倍である。そして DF は DC上の正方形,APはDA上の正方形である。そのためにCDの上の正方形はDAの上の正方形の5倍である。そのために、もし直線が外中比で、切られるなら、大きい部分に全体の半分を加えられたものの上の正方形は半分の上の正方形の5倍となる。証明終了