命題1
「与えられた円に、円の直径より大きくない与えられた線分と等しい線分を挿入すること」
与えられた円をABC、円の直径より大きくない与えられた線分をDとせよ。
円ABCに、線分Dと等しい線分を挿入することが要求されている。
円ABCの直径BCをひきなさい。
BCがDと等しいならば、命じられたことはなされている。なぜなら、BCは円ABCに線分Dと等しく挿入されている。
しかし、BCがDより大きいならば、CEをDと等しくさせ、中心C、半径CEをもつ円EAFを描き、CAを結びなさい。
そのとき、点Cは円EAFの中心なので、CAはCEと等しい。
しかし、CEはDと等しいので、DもCAと等しい。
それゆえ、CAは与えられた円ABCに与えられた線分Dと等しく挿入されている。
作業終了